論点

「身体の所有権」批判by長谷部恭男

多くの人の理解を得られるであろうような身体に関する法的ルールは、身体はその人の「典型的な所有物」ではないという別の想定によっても、少なくとも同程度に説明可能である。身体は社会公共(共同体)のすべての成員の共有物で、あなたが自律的に思考し行動…

キャラクター小説・ライトノベルの特徴

あずまんの新著『ゲーム的リアリズムの誕生』 (講談社現代新書) http://www.bk1.co.jp/product/2768498?partnerid=p-inaba3302385 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061498835/interactivedn-22 と、今度「まんたんブロード」に評を書かないとい…

「市民的不服従」@おおやにき

http://alicia.zive.net/weblog/t-ohya/archives/000405.html 『公共性の法哲学』、ご本はいただいた(別に買ってあったけど)んですが合評会の回状は来なかった。ゲスト報告はしたけど会員じゃないからしょうがないか。 以下ほとんど丸まる引用になりますが

タミフルをめぐって

http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1174926083 http://bewaad.com/2007/03/28/48/

稲葉振一郎×立岩真也×塩川伸明 トークショー@ジュンク堂池袋本店 記録

http://www.j.u-tokyo.ac.jp/~shiokawa/ongoing/notes/talkshaw200609.htm 塩川先生お手間をおかけします。 しかし――こりゃ読みやすく手を入れないといかんな、私の発言箇所。

カシャップ「金融政策の窮境」

http://d.hatena.ne.jp/svnseeds/20070307#p1

塩川伸明先生によるいっちー『社会』評

http://www.j.u-tokyo.ac.jp/~shiokawa/ongoing/books/ichinokawa.htm 追記(3月10日) mixi「市野川容孝」コミュ「『社会』書評」トピ http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=13621186&comment_count=20&comm_id=269612 「公開」ですからmixiユーザーなら誰でも読…

「「リフレ派」とは何か」がかまびすしいので

確認のため自己引用してみる。 http://d.hatena.ne.jp/shinichiroinaba/20060208/p1 私見を申しますと、現在「リフレ派」と呼ばれる人々は大体において「石橋湛山主義」とよびかえても構わない連中だと思うのだが、その経済政策上の共通見解をまとめると;・…

「社会的正義」の商品化は持続可能なビジネスじゃない?

http://d.hatena.ne.jp/kaikaji/20061228#c 話をそらすが、 中世、というかギルド社会においては乞食、物乞いももまた専門職能であり、親方とか見習いがいたわけであるが。しかし専門職能としての物乞いは決して「自立」を目指してはならないわけであり、自立…

菊池誠大先生@NHK

追記: 書き起こしテキスト http://d.hatena.ne.jp/f_iryo1/20061221/shiten 涙ぐましい努力 http://ray-fuyuki.air-nifty.com/blog/2006/12/post_4621.html

エッセイ「市場の「暴走」について」

お蔵出し。どうせ非商業雑誌だし。

浅羽通明『右翼と左翼』評by韓リフ先生

本当の本書の対立軸は、本書の著者も属すると思われる「理念」なくしては生きて行けない人たちvs現実で十分お腹一杯生きてける人たち との対立だと思う。この対立軸を全面に出していないために、例えば小泉政権のこーぞー改革の内実=現実の分析さえも、「平…

左翼・右翼・保守主義(承前)

いっちーへの部分的回答も含んでいるとよいのだが。 あと実定法学的に問題ありまくりでしょうからつっこんでください。 http://d.hatena.ne.jp/shinichiroinaba/20060712/p1 http://d.hatena.ne.jp/shinichiroinaba/20060723/p1 http://d.hatena.ne.jp/shini…

『ブログ解読』没原稿

今回は余裕があって二つ書けたので、不採用になった方をこちらに晒す。

マイクロファイナンスとサラ金

bewaadさんがずっと粘着(失礼)しているネタだが今回のエントリはリンクも含め有用。のびたさんが紹介する『マイクロファイナンス読本』は、私も持ってますが(つまみ食いしただけだが)、早い時期に出た本ではありますがよくまとまっています。

大竹文雄ブログ

ちょっと見ない間に盛り上がってます。引越しおばさんとか上限金利規制とか。 最近かなり行動経済学に傾倒しておられるようですね。エインズリー読まなきゃ。 http://ohtake.cocolog-nifty.com/ohtake/

左翼・右翼・保守主義(承前)

もう皆さんお忘れだとは思いますが。 http://d.hatena.ne.jp/shinichiroinaba/20060712/p1 http://d.hatena.ne.jp/shinichiroinaba/20060723/p1 http://d.hatena.ne.jp/shinichiroinaba/20060804/p1

安倍晋三内乱罪

「革命」を公約に掲げた−法哲学的・憲法基礎理論的に考えるとそれ以外の説明は不可能であろう−内閣総理大臣候補が内閣総理大臣に就任したというのは,まことに革命的なことではある。安倍晋三内閣総理大臣を内乱罪で告発しても良いように思える。小沢一郎が…

カール・シュミットの「制度保障」概念について:石川健治『自由と特権の距離』読書ノート

コメント欄からサルベージして加筆修正。 1928年の『憲法論』におけるカール・シュミット自身の「institutionelle Garantie」なる言葉は、「何かを制度的に保障する」のではなく、「何らかの制度を保障する」という意味である。 この場合の「制度」の中に基…

ベーシック・インカムと「勤労の義務」

憲法学では、憲法27条1項が規定する勤労の義務と憲法25条との関連で、勤労の義務を果たさない者、すなわち、勤労の能力があり、その機会があるのにかかわらず、勤労しようとしない者に対しては、国は、その生活を保障する責任を負わないと解する説が、有力…

手紙

××先生 ○の父親でございます。いつも娘がお世話になっております。 さて私、仕事柄いろいろ雑多な調べ物をすることが多く、公衆衛生や感染症についても素人ながら少しは気にかけて勉強してまいりましたが、最近、大変興味深い本を発見しましたので、一部お贈…

トークセッションに向けてのメモ(続)

先のエントリに対して「N・B」さんの有益なご指摘(http://d.hatena.ne.jp/shinichiroinaba/20060826#c1156710815)を得ました。 「N・B」さんのご指摘の通り「他者の消滅過程それ自体が実は我々の介入によっている側面がある」以上、問題はよりいっそう…

ワークフェアとベーシック・インカム

前回の続きというか、横道というか。 先月の「ブログ解読」でも紹介したこれが議論の見取り図として便利だが、ここでは少し違う話を。

『所有と国家のゆくえ』への感想を横目で見ながら

いろいろと面白い論点を振っていただいたので、少し考えてみる。(書きなぐりですからどんどん容赦なく突っ込んでください>特に専門家の方。)

『所有と国家のゆくえ』反響

吉原直毅氏も存外好意的なコメントプラス「社会的厚生関数についてきちんと勉強せい」とのご指導を下さっているのだが、それはさておき、 @id:kuma_asset http://d.hatena.ne.jp/kuma_asset/20060901/1157121175 @id:svnseedshttp://d.hatena.ne.jp/svnsee…

真剣中年しゃべり場・再掲

http://d.hatena.ne.jp/shinichiroinaba/20060208/p1 結局ここで大体の論点は出ていて、蒸し返しに過ぎないのよね。 それにしても今回驚いたのは(ぼくのことはいいですよ自ら「厨」を名乗っているわけですから)、あれだけ理路整然とした濱口さんのコメント…

結果の平等の方が安いかも?

きしくんところは基本的にはネタブログなんですが(だいたいなんや「縁の下の力組」て!) http://sociologbook.net/log/200608.html#eid22 これはおもろいですね。 何が言いたかったかというと、「実はこっちの方がコストが安いから」っていう根拠で「結果…

今日における知識人

mixi某所での「ねずみ王様」のコメントを許諾つきで部分転載。 言わずもがなの注釈をつけますと、ここではとりあえず「専門家」と「知識人」とが対立概念として扱われているのです。 2006年08月28日 12:19 ねずみ王様 (前略)職業論文の形式というのは、あ…

トークセッションに向けてのメモ

なぜ今回、塩川伸明先生をお招きしようと考えたのか?

「有用な歴史学」と世界史

http://d.hatena.ne.jp/saisenreiha/20060822/1156265955 こんな風に煽って大丈夫なんですかーーーー?