2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

次回『Invitation』は

来月に3巻目がでるよしながふみ『大奥』ということにした。ゲラが間に合わないので収録分の掲載誌『メロディ』バックナンバーとコピーを送ってもらい、目を通すと―― とんでもないことになっている。 ついうっかり「時代と権力に翻弄される悲劇」かと思って…

季節柄、インフルエンザにつき

http://d.hatena.ne.jp/shinichiroinaba/20070409/p1 http://d.hatena.ne.jp/shinichiroinaba/20060910/p1 の続きということで。 『〈病〉のスペクタクル』(人文書院)で注目された美馬達哉氏だが、メタボや精神障害についての議論には学ぶところも多いとは…

「いつも左から抜いて行く奴がいる」(© ブルデュー)。

「いつも左から抜いて行く奴がいる」(© ブルデュー)。 基本的には その場で受容されやすそうな、しかし――場からの承認を妨げない程度にちょっとだけ――無駄に 尖鋭化=過激化された(したがって単純化された)見解を無駄に手際よく まとめてみせることで、…

小泉義之先生のブログを読んでいて

http://d.hatena.ne.jp/desdel/20071128 「認知資本主義論」というとてつもなく香ばしい言葉(「知識資本主義論」を更に頭悪くした感じでナイス)が気になったので検索すると 小泉義之「脳の協同 ―ガブリエル・タルド『経済心理学』を導入する」 が出てくる…

長谷川公一・浜日出夫・藤村正之・町村敬志『社会学』(有斐閣)

社会学 (New Liberal Arts Selection)作者: 長谷川公一,浜日出夫,藤村正之,町村敬志出版社/メーカー: 有斐閣発売日: 2007/11/21メディア: 単行本購入: 13人 クリック: 142回この商品を含むブログ (34件) を見る ギデンズに代わる日本の社会学導入教育のスタ…

よしながふみ『きのう何食べた?(1)』(講談社)(30日修正)

きのう何食べた?(1) (モーニング KC)作者: よしながふみ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/11/22メディア: コミック購入: 47人 クリック: 2,246回この商品を含むブログ (897件) を見る 男夫婦の穏やかな日々+晩御飯レシピ 私の紹介で『大奥』などを読み…

永井均『哲学塾 なぜ意識は実在しないのか』(岩波書店)

なぜ意識は実在しないのか (双書 哲学塾)作者: 永井均出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2007/11/06メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 77回この商品を含むブログ (50件) を見る 相変わらずの独走ぶりです先生。某mixiでも飛ばしておられますし。 今回はデ…

たまったポイントで衝動買いシリーズ

アラスター・グレイ『ラナーク 四巻からなる伝記』(国書刊行会)ラナーク―四巻からなる伝記作者: アラスターグレイ,Alasdair Gray,森慎一郎出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 2007/11/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 42回この商品を含むブログ (2…

『ベルセルク』化手前で何とか終わりつつある2作@『アワーズ』

平野耕太『ヘルシング(9)』(少年画報社)HELLSING 9 (ヤングキングコミックス)作者: 平野耕太出版社/メーカー: 少年画報社発売日: 2007/11/09メディア: コミック購入: 7人 クリック: 39回この商品を含むブログ (251件) を見る まあ10巻に収まりそうだし…

伊勢佐木町の古本屋にて

高橋徹『陶淵明ノート』国文社陶淵明ノート―帰去来の思想 (1981年)作者: 高橋徹出版社/メーカー: 国文社発売日: 1981/10メディア: ?この商品を含むブログ (1件) を見る帰去来の思想作者: 高橋徹出版社/メーカー: 国文社発売日: 2000/07メディア: 単行本この…

『片隅の啓蒙Ⅱ』追い込み

先週とりあえず原稿を渡す。ゲラを電子テキストで組んでもらっているが、その間にも直し、作りこみを続ける。 しかしいつものことだがまたとっちらかった汚い本になるな……。 タイトルはまだ決まりません。

独立行政法人労働政策研究・研修機構の存続を求める要望書

厚生労働大臣 舛添要一殿要望文 独立行政法人労働政策研究・研修機構(以下「機構」)の廃止を検討していることが、いくつかのマスコミで報道されています。 労働をめぐる問題が重要度を増し、社会的関心を集めている現在、我が国で唯一の労働政策を専門とし…

アラン・グリーンスパン『波乱の時代(上・下)』(日本経済新聞出版社)

波乱の時代(上)作者: アラングリーンスパン,山岡洋一/高遠裕子出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2007/11/13メディア: ハードカバー購入: 1人 クリック: 51回この商品を含むブログ (69件) を見る波乱の時代(下)作者: アラングリーンスパン,山岡洋…

中島みゆき「ミュージシャン」を久しぶりに聴き込んだのだが

今から20年後に もう一度会ったなら 僕は何をしているだろう どうやって暮らしてるだろう 他にできることもなし この齢になってるから じっとベンチで暮らしてる それより他ないだろうか 人生は長過ぎて僕の手に負えない 生意気な若い日のツケが回ってくるの…

商用量子コンピューティングデモ迫る

http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000056022,20360784,00.htm ふーむ。

カール・シュミット『大地のノモス』(慈学社出版):再掲

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4903425266/interactivedn-22 大地のノモス―ヨーロッパ公法という国際法における作者: カール・シュミット,新田邦夫出版社/メーカー: 慈学社出版発売日: 2007/11メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 1回この商品…

なるほど

http://pc11.2ch.net/test/read.cgi/streaming/1194084755/387-387 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/11/04(日) 13:56:59 ID:???0 楽天で買ったミクが先週届いた。 昨日、それを姪っ子にプレゼントしてあげた。 姪っ子は先天的に喉に障…

中田ヒデ責任編集

http://cruel.org/other/rumors2007_2.html#item2007111001 ぶははは。

橋本努『自由に生きるとはどういうことか―戦後日本社会論』(ちくま新書)

自由に生きるとはどういうことか―戦後日本社会編 (ちくま新書)作者: 橋本努出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/11メディア: 新書購入: 4人 クリック: 179回この商品を含むブログ (53件) を見るとりあえずいただきました。ありがとうございます。

橋本努『帝国の条件』合評会レジュメ

帝国の条件 自由を育む秩序の原理作者: 橋本努出版社/メーカー: 弘文堂発売日: 2007/04/05メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 46回この商品を含むブログ (31件) を見る 昨日の合評会(経済理論史研究会@早稲田)で配布したものを貼り付けます。

初音ミクが大変なことになっていることに今頃気づき

そういえば伊達杏子ってのもいたなあ、悲惨なことになってたよなあ、といらんことを思い出す。 それにしても初音ミクの予想外の成功とダテキョーの悲惨な失敗との対比というのはいろいろな意味で何とも教訓的である。 これって伊藤剛のキャラ理論の例証にな…

『ザ・シンプソンズMOVIE』

http://d.hatena.ne.jp/SERIZO/ なんだか大変なことになってたのね。 在豪中はよく見てましたよ。日本語版は見たことないんだけど、まずはおめでとうございます。 もしこれがきっかけで大平透が降りようものなら一大事だものね。

城山英明『国際援助行政』(東京大学出版会)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4130342371/interactivedn-22 国際援助行政 (行政学叢書)作者: 城山英明出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2007/09メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る 行政学の視点から、開発援助の全容を…

カール・シュミット『大地のノモス』(慈学社出版)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4903425266/interactivedn-22 大地のノモス―ヨーロッパ公法という国際法における作者: カール・シュミット,新田邦夫出版社/メーカー: 慈学社出版発売日: 2007/11メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 1回この商品…

有料オプションにして

はまぞうも入れてみました。にぎやかね。

戸田山和久『論文の教室』(NHKブックス)の第9章のもとネタが

『あずまんが大王』であることへの指摘は散見されるが、『ザ・シンプソンズ』もはいっていることへの言及は管見の限りではない。NHKブックス 論文の教室 レポートから卒論まで作者: 戸田山和久出版社/メーカー: 日本放送出版協会発売日: 2010/05/06メディア:…

松本仁一「国を壊す」

『カラシニコフ』シリーズで知られる朝日の松本氏の新レポが朝日本紙で連載中。独立当初は優等生だったはずがあっという間におかしくなったジンバブウェの話。必読。 無定見な社会主義をやるとこうなる、ということか。しかし「定見のある社会主義」は果たし…

まんたんWEBまんが批評

今回は『ジャバウォッキー』です。 http://mainichi.jp/enta/mantan/manga/review/news/20071031mog00m200024000c.html

ポール・ポースト『戦争の経済学』(バジリコ)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4862380573/interactivedn-22 戦争の経済学作者: ポール・ポースト,山形浩生出版社/メーカー: バジリコ発売日: 2007/10/30メディア: ハードカバー購入: 21人 クリック: 300回この商品を含むブログ (74件) を見る …