唯一無二の存在・出来事についての科学

は実は普通の意味の(法則定立志向的な)科学としても不可能ではない、のかもと思い始めている。三中信宏先生のやってることってそういうことでは。
 たとえば、ある単一で他に類例がない存在者の出現に寄与した可能性がある因子が複数あったとして、それらの因子と対象の間の因果関係モデルを作ってみて、それらのもっともらしさについて統計的に推論してみる、とか。まあ一番単純には、帰無仮説と比較して有意性検定してみる、って感じ?
 こう書いてみると実践的にはともかく理屈としてはなんてことはないような気がしてきた。

生物系統学 (Natural History)

生物系統学 (Natural History)