中公新書新刊

大沼保昭『「慰安婦」問題とはなんだったのか』
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 『諸君!』鼎談は予告編に過ぎなかった。「アジア女性基金」の「失敗」と「達成」の総括。
 基金の失敗(特に広報の拙劣さによるプレゼンスの低さ)を厳しく反省しつつ、しかし「では他にどのような道がありえたのか」と左右からの基金批判に反論。
 「裁判では勝てない」「外圧頼みは当てにならない」「大事なのは大義か、それとも救済か」……。



盛山和夫年金問題の正しい考え方』

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「最初から年金制度についての本を出版することを考えていたわけではない。そのうちに、もっとふさわしい専門的な論者が適切な議論を展開してくれることを期待していた。けれども、残念ながら私の期待にかなうような議論はなかなか現れてこない。年金をめぐる政治家の提言やマスコミの論調も、相変わらず混迷が続いている。それならば、自分で書いてみるしかない。」(「あとがき」)


しかし4月の内山融『小泉政権小野善康『不況のメカニズム』、5月の丸川知雄『現代中国の産業』とこの間の中公新書の勢いはすばらしい。