2chより

561 :バークにおまかせ :2006/07/25(火) 11:03:00
近代の右翼は己が社会の危機・亀裂を承知している。左翼が新しい社会建設でそれらを
克服しようとするに対し、右翼は過去(本来己であったもの)への回帰で克服を図る。
右翼にとって左翼=非本来=異物排除は即自回帰ではなく止揚である。
原始共産制など、左翼もまた新しき社会の構想に過去の凡例を参照せざるを得ない。
右翼も左翼も現実を理念的(実は過去の栄光、古代的思考)に否定(克服)しようとするわけで、
ベクトルが逆なだけである。ウヨサヨというレッテルはその意味で妥当なものだ。
保守主義はその意味でメタの立場に立つ。疎外論的回帰や理想社会の理念とは無縁に、
所与から可能な解を求めていく。ここでは理念=ベタ、現実=メタなのだ。
神学→形而上学→社会科学という風刺劇の知見から、近代的な保守主義社会工学的な
発想が、神を意識しない無神論→有神論→否定神学一神教を経由した無神論=背後世界
の否認であることは明白であろう。保守主義はしかしその自らのメタの視点に耐えられず、
伝統の物神化、実体化に陥って批判力を喪失していく。絶対的な、あるいは自明でわかりやすい
根拠を持たないということは、耐え難いことなのかもしれない。

http://academy4.2ch.net/test/read.cgi/sociology/1142700233/561
 ま、そういう見方もあるわな。