『サイゾー』最新号の山形道場

 山形先生!
 私の勉強になりませんから、私のブログをネタにしないでください!

 というかなんというか。やはり柳下毅一郎氏がどこかで言われたように山形浩生は「怪力乱神を語らず」というか「怪力乱神を信じず」なのだな。
 その辺はまだ橋本治と似ているのだろうか。「人は宗教なしに生きていける」と思っているのだろうか。私としては「それができない人もいるのよ」ということで。

 付け加えておくと書きものの範囲でぼくがやった小泉義之批判には『大航海』の「自然状態というファンタジー」があって、そこでの論点(「死なずに娑婆の外に出る方法がいまどきあるの?」)は基本的に維持されてます。小泉さんは「八月テーゼ」で「戦争したい奴は勝手にすればいい、我々を巻き込むな」という議論を展開していますが、こちらにも同様の批判が当てはまる(「それができないから、人は難民となるのではないの?」)はずです。