理想の大学教師

「大学経営者の中には、大学の宣伝のために有名人物や著作を大量に出している「大物学者」を集めようとするものもいるが、これもまったく筋違いの方針と言うしかない。そのような「大物」は教育に対する情熱も薄く、ファカルティに対するコミットメントも希薄である事が多い。彼らには、それ以外に自己表現する場が広く開かれているからである。理想の大学教師とは、ほとんど著作をものせず、日々の教室に情熱を傾けて、ごくまれに実をつける木のように、ほんのわずかきわめて貴重な学問的貢献をなす短い論文を定年前に発表して、教え子だけに惜しまれながら消えていくような学者だろう。」
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