●SFに何ができるか――<未来の文学>第Ⅱ期、開幕。
10月刊予定のR・A・ラファティ『宇宙舟歌』で全五巻完結の<国書刊行会SF 未来の文学>シリーズ、好評につき第Ⅱ期(全6巻)を刊行することになりました。
第1回配本は、『ケルベロス第五の首』のジーン・ウルフによる傑作中短篇をあつめた日本オリジナル短篇集『デス博士の島その他の物語』(浅倉久志・伊藤典夫・柳下毅一郎訳)。収録作品は「デス博士の島その他の物語」「アイランド博士の死」「死の島の博士」「アメリカの七夜」「アイフラッシュ・ミラクルズ」の五篇、さらに、83年刊行の限定本に付された「まえがき」も収録した決定版です。華麗なるウルフ・ワールドをご堪能ください。今秋刊行予定。
*以下続刊
・アルフレッド・ベスター『ゴーレム100』 渡辺佐智江訳
・アンソロジー<未来の文学>
Ⅰ『グラックの卵』 浅倉久志編訳(ボンド、カットナー、スラデック、ジェイコブズ他)
Ⅱ『ベータ2のバラッド』 若島正編(ディレイニー、エリスン、ロバーツ、ベイリー他)
・クリストファー・プリースト『限りなき夏』(日本オリジナル短篇集) 古沢嘉通編訳
・サミュエル・R・ディレイニー『ダールグレン』 大久保譲訳
http://www.kokusho.co.jp/news/index.html
『ゴーレム100』の翻訳もいいかげん無茶だが『ダールグレン』の翻訳となるともうこれは狂気の沙汰だ。