ディヴィド・キャナダイン編『いま歴史とは何か』(ミネルヴァ書房)

http://d.hatena.ne.jp/odanakanaoki/20050525/1116982835
http://d.hatena.ne.jp/kaikaji/20050525#p1
で話題の本書、店頭で「エピローグ」と「訳者あとがき」を立ち読み。
……「訳者あとがき」を読んではいけません。バカが伝染ります(というと「読んで笑え」という煽りにしかならんということはわかっているのだが)。というか富山御大は仕方がないが(しかし正統的なフランス近代史の泰斗遅塚御大まで変なこと言わないでください)、いったいこの訳者たちは、訳したご当人のくせに何を言ってるのか、それとも訳すのに精一杯で理解する暇がなかったのか。
せめてハッキング『言語はなぜ哲学の問題となるのか』と戸田山『科学哲学の冒険』くらい読んでから出直してきなさい。