トヨタ

http://d.hatena.ne.jp/kaikaji/20050406#p1
一応最近でも鎌田式潜入ルポを書いた若手労働社会学者(しかも左翼)が存在する。しかもうち二人はトヨタだ。
トヨタ潜入はこの二人;
伊原亮司(岐阜大学
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4921190216/interactivedn-22
大野威(岡山大学
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4275019792/
あと一人は横市大から香川大に避難した吉田誠君である。
http://myoshida64.hp.infoseek.co.jp/

もちろんトヨタの現場はきついんだと思う。しかしそのきつさが不条理な搾取かといえばやはり、そんなことはないのだろう。たぶん、向いてる人と向いてない人、ついていける人とついていけない人、がはっきり分かれてしまう職場なのだ。
前に紹介した東條由紀彦『近代・労働・市民社会』では、一見奴隷的搾取の典型に見えるタコ部屋制度の意外な合理性(ついていけるかいけないかはとりあえず実際に働かせてみないとわからない、そしてついていけずに逃げた奴にはいやな思い出だけが残る)について述べられていたが、似たようなロジックがはたらいていると思われる。

というようなことをついていけない人間の典型であろう私が言うのも何だが。