憲法と財政と軍事

の三つ組のことばっかり、最近は考えている。無論バビットの大著のせいでもあるが、とあるところでひっそりと取り組んでいる国家学のおさらいのせいもある。ここに「福祉」をからめて四つ組にしたり、更に「教育」を絡めるともっと大変なことになるわけだが。
 しかしこうなると『戦争の経済学』を置いてきたことが悔やまれるな、とか考えながらUnion SquareのBarnes & Nobleの軍事コーナーを流していて目に飛び込んできて衝動買いしたのがこれ。

Castles, Battles, & Bombs: How Economics Explains Military History

Castles, Battles, & Bombs: How Economics Explains Military History


 なおあらためて

戦争の世界史―技術と軍隊と社会

戦争の世界史―技術と軍隊と社会

ソーシャルパワー:社会的な“力”の世界歴史〈1〉先史からヨーロッパ文明の形成へ (叢書「世界認識の最前線」)

ソーシャルパワー:社会的な“力”の世界歴史〈1〉先史からヨーロッパ文明の形成へ (叢書「世界認識の最前線」)

を読み直しておりますよ。

Wholefoods Market

というテキサス州オースチン発のスーパーのチェーンがアメリカにはございまして、その支店の一つがUnion Squareにございます。
http://www.wholefoodsmarket.com/stores/unionsquare/index.html

 加藤秀一大先生に「まさに消費の殿堂だから一度行ってみろ」と言われていたのですが、まさに何と申しますか、エコの皮をかぶった消費の伏魔殿、物欲の魔窟でございますね。ただしこれは独身者と中流以上御用達、ってところかな。どうしてもエコとかフェアトレードは高い。あとはUnion Squareには一日おきに市が立って、野菜やら花やらパンやら売ってますが、やはり高い。
 しかしあれですね、こちらではうまいもの、まともな食いものは高くつきますね。それに対してジャンクなものは滅茶安い。貧困者ほど太るわけだ。最近ニューヨーク市では低所得層居住地区で生鮮食品を売るスーパーがどんどん潰れているそうなんですが、大丈夫か。シリアルやマカロニチーズばっかり食ってたら壊血病とか脚気になるんじゃないか。
 なんかニューヨークには中間がない感じがします。たとえば、消費社会の尖兵として悪名高いかのウォルマートですが、この辺では見かけません。メルボルンでお世話になったTargetとかK-martなんかもあんまり見ないです。しかし99セントショップなんかは、それはもうそこらじゅうにあるわけ。