後藤吉彦『身体の社会学のブレークスルー』(生活書院)

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 お若い方のデビュー作。身体の社会学だの生政治だのに関わる理論動向が簡潔にサーベイされていて、お勉強になります。
 しかしなぜポストモダン系の人たちの議論は、「サイボーグ」で話が止まるんだろう。なぜ「人間以外の、しかし人間とともに社会を構成する他の生き物」とか「ロボット」にまで話が進まないんだろう。