『哲学の歴史11 論理・数学・言語』(中央公論新社)

http://www.bk1.co.jp/product/2765015?partnerid=p-inaba3302385
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4124035284/interactivedn-22
 すばらしく無茶な企画。果たして続刊は順調に出るのでしょうか。
 飯田隆さん編のこの巻は科学哲学・分析哲学。タイトルだけ見るといかにもフレーゲラッセルあたりから始まっていそうだが、実は今世紀初めの物理学者たちの自然哲学(ヘルムホルツ、ボルツマンからマッハにいたる)から説き起こしてくれていて射程がすごく広く、非常に勉強になる。おしまいの方を見るとスタンリー・カヴェルだのジョン・マクダウェルだのと恐ろしい名前も出てきて、相当マニアックで包括的。