必死……なのか?

http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20060517/1147867120
 何をそんなにムキになってるの? 何だか『反社会学』第2弾をけなされた時のマッツァンみたいだよ? 既に「勘違いも甚だしい」(http://d.hatena.ne.jp/bluesy-k/20060517/kantigai)てな突っ込みもありますが、これもネタなの?
 「分裂勘違い君劇場」の趣旨はもちろん、よく理解されていますよ。「分裂」はあくまでもネタであり、「ネタですよ」とのお断り付きであることは、改めて言われるまでもなく、僕も承知しています。だからこそちゃんと、「偏見と矛盾と誤謬だらけの過激な極論とアジテーション」というエクスキューズをまるまる最初に引用したじゃない。誤解も受けるだろうけど、分かる人には分かってもらえますよ。僕だって「予測勝負(?)」と最後にクエスチョンマークをつけたでしょ? 
 そしてもちろんネタとして非常に面白くて有意だ――ギャグとして秀逸なだけでなく、まじめに考えるヒントも満載だ、と高く評価したからこそ、bewaadも僕も取り上げたんですよ。
 ある種の批判は罵倒じゃないの。それは時に最大級の賛辞なの。わかんなかった? 「間違ってるけど面白い」じゃ不満なの? そんなことないよねえ。 


 ところが今度がんばって書いて頂いた
http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20060517/1147867121
ですけどね、確かに相変わらずおもしろおかしい――と言いたいけど、なんか余裕がないのいまいち。だってね、一度「休館します」といったばかりなのに、わざわざまたこれでしょ。これはbewaad反歌に対するさらなる反歌、突っ込み返しを意図したんだろうけど、いまいちキレがないの。id:kagami君はそれでも十分笑ってくれてるけど。
 オリジナルの「2026年」は、経済学的考察が中途半端で、社会学などにありがちな俗流グローバリズム論のロジックに乗っかってるの。ま、ネタだからいいんだけど。で、bewaadはそこに突っ込んだわけ。でもね、今回の反歌「言葉の壁で日本沈没」はせっかくの突っ込みをちゃんと生かしてないの。生かされてるのは「言葉の壁」という点だけで、知的労働の外部性とか集積効果というそれ以上に重要なネタ・論点に対する返しは皆無なの。相変わらず基本的なロジックは、その底の浅さをbewaadに指摘されたはずの俗流グローバリズム論に乗っかっちゃってるの。だからギャグとしてマンネリなの。bewaadにきちんと返そうとするなら、その突っ込みの核心にある経済学的論法を十分に理解して、それに則るか、あるいはそれを理解した上で逆手にとったり、その限界を指摘して更に一枚上を行く反撃を試みないと面白くないの。
 今回のbewaadの応答(http://bewaad.com/20060518.html#p01)が単なる普通の突っ込み、批評になっていて反歌になっていないのは、忙しいからだけじゃないと思うよ。前に比べてつまんなかったからじゃない? 


 それにしても以前のホリエモン批判・擁護の一人ボケ・一人ツッコミは面白かったなあ。