クリスティーン・コースガード『義務とアイデンティティの倫理学 規範性の源泉』(岩波書店)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4000225391/interactivedn-22
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/40cfe5fbc9a1401070c0?aid=p-inaba3302385&bibid=02539334&volno=0000
  ロールズが指導したたくさんの女性哲学者のうちのひとり、コースガードのタナー講義にコーエン、ゴイス、ネーゲル、ウィリアムズのコメントとリプライ付き。いまあえて義務倫理学の擁護をしようという心意気は買い。道徳的実在論の解説としても(『思想』の特集とかより)読みやすい。
 でも「(道徳的)内在主義」というか「道徳的動機づけ」問題って擬似問題だと思うのだが。永井均や平尾透の影響受けすぎですかそうですか。