最近わかってきたこと

 いや当然のことなんですが。研究についても、自分ひとりで何から何までやれるわけないんだから、素直に協力者を探していっしょにやればええんや、と。
 ええ大人が今更恥ずかしいですが。
 たとえば『ナウシカ解読』などを書いても、自分としてはマンガ評論家とはいえないな、と思っていたのは、自分には絵、ビジュアルな側面を本格的に論じる力がないからでした。しかし今回『オタクの遺伝子』でボリューム的には過半を占める対談をやって思ったことは、「自分にできんのならできる人と一緒にやればいい」ということでした。今回は当の長谷川氏が絵については少しばかり語ってくださったわけで、こっちが頑張ればもっと引き出せたでしょう。
 ということで、これからは自分の単著以外に、この手の、取材対象を協力者として引っ張り込むかたちの仕事をサブカル以外でもやろうと思います。