俺自身がコピペ厨なわけだが

http://academy4.2ch.net/test/read.cgi/sociology/1117978938/783

783 :名無しさん@社会人:2005/09/17(土) 01:31:15
稲葉にも切迫感がある。人文的知の崩壊を足元からくい止めようとする大学人としての義務感が。

「教養」とは呑気な知識競争ではない。
それは人文知を「呑気な知識競争」でしかない、と叩く専門知万能主義への留保であり、
「特別にその領域に関係もない不特定多数」の人々が、社会の現場から疎外されることをくい止めるための橋頭堡だ。

知識の不足を恐れず「賢しらさへの批判」ばかりが大合唱された社会は、かつて間違いなく不幸な航路を辿っていった。
少なくとも、稲葉の人文知への重きの置き方は、保守的であれ「望ましくない未来」を避けようとする意思の切実さとリンクしている。

その認識を共有できない読者は何を読んでも無駄だろう。

この間いろいろと新刊は出ているわけで

中村屋のボース』(白水社
http://www.bk1.co.jp/product/2547542/?partnerid=p-inaba3302385
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4560027781/interactivedn-22
中島岳志の本格的フィールドワーク
ナショナリズムと宗教 現代インドのヒンドゥーナショナリズム運動』(春風社
http://www.bk1.co.jp/product/2588569/?partnerid=p-inaba3302385
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4861100488/interactivedn-22
などもとても興味深いのであるが、とにかく現在はかねてから積ん読だった
ウィリアム・マクニール『戦争の世界史』(刀水書房)
http://www.bk1.co.jp/product/2160300/?partnerid=p-inaba3302385
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887082711/interactivedn-22
をひたすら読む。すごく面白い。つか必読。これ読んだらあとはマン『ソーシャルパワー』だのパーカー『長篠合戦の世界史』だのブリューワー『財政=軍事国家の衝撃』だのにとりかからねばならん。10月1日の対談前に何とかしこまねば。『千のプラトー』なんか読んでる場合じゃない。