9月16日

 天然酵母雑穀パンとチーズを抱えて、4時からの山形浩生新居の宴会に顔を出す。私が最初の客。「ああたは「人権というのは絵空事だ」というけど、僕の思うにあれは現代の宗教である。しかし憲法学者の中には「人権とはつまるところ《身分》のことだ」と言い切る怖い人もいるのだ」とか「民法学者には実は意外に市民派左翼が多いらしい。NPOとかああたのこのおうちみたいなコーポラティブハウスとかが好きなんだよ」とかにわか勉強の聞きかじりを垂れ流す。
 その後散々道に迷った挙句に某N総研入社2年目の初々しい若い衆が3人来る。皆さん(男二人女一人)大変にかわいい。つうかこっちが年寄りになったというだけのことか。それから与那原恵氏と『東京人』編集者さんが来訪。


 名残惜しいが5時半に御暇して、池袋ジュンク堂に向かう。6時着。立岩真也氏と塩川伸明氏はすでにご到着。簡単に打ち合わせして、7時に10分ほど遅れて開演。「時間がないので質問はあまりお受けできません」と最初から相当失礼なご挨拶とともに開始。要領を得ない自分のしゃべりにときにいらいら自己嫌悪するが、基本的には打ち合わせどおり、ゲストの塩川先生主導ですすめられたので満足。
 内容は整理して加筆したうえで、年内に某季刊誌に掲載の予定です。当日のレポとしてはラスカル氏のものがあります。