いただきもの

 twitterでちょっとした祭りになってる本書、見本届きました!
「特にサブタイトルを考えるのが重労働」じゃねーよ。
 サブタイはいいよ。本文中にネタ入れんなよ。(本文中に「ガルマ・ザビ」とか「ジオング」とか「あ〜ちゃん」とか「大丈夫だ、問題ない」とか書かないでほしい。)


 それはともかくこれは画期的な入門書。
 後半の、近年発展著しい操作変数法、差分の差分等の「自然実験」的立場からの統計的因果推論についての解説、更にそれと計量経済学において伝統的だった「構造推定」との対比などについては、このレベルの教科書的文献としては類書がない。イベントヒストリー分析やテキストマイニングの入門的解説まである。


 ここで大見えを切るならば、「量的分析」の解説に終始するこの本と、一見まったく対極にある岸政彦『街の人生』の二つを読み合せることから、口幅ったく言うと「社会科学の現在」とでもいうべきものが浮かび上がってくると思う。それについては土曜日のセッションで少しくらいしゃべれるだろうか。