ロシア・マルクス主義について今更見直し

 ――といっても全然体系的ではないけれど、10年、ものによっては20年積読だった本をついに紐解く。

ボリシェヴィズムと“新しい人間”―20世紀ロシアの宇宙進化論

ボリシェヴィズムと“新しい人間”―20世紀ロシアの宇宙進化論

全体芸術様式スターリン

全体芸術様式スターリン

コミンテルンと帝国主義―1919-1932

コミンテルンと帝国主義―1919-1932

 西洋マルクス主義を持ち上げてロシア・マルクス主義を不当に貶めることはやっぱりよろしくない。しかしそれによって同時に西洋マルクス主義、ポスト・マルクス主義の限界や病理もロシア・マルクス主義によって先取りされていたということが露わになる……。


 その系論として日本でも講座派……というより代々木系のちゃんとした評価もしなければならんのだな……。