眉村卓『EXPO'87』

EXPO’87 (ハヤカワ文庫JA)

EXPO’87 (ハヤカワ文庫JA)

 今となっては「古色蒼然」というしかないその未来社会イメージは、産業社会論の雰囲気を非常にヴィヴィッドに保存してくれていて、一種の「架空風俗小説」として読むことができる。