ジャック・ヴァンス『終末期の赤い地球』

 これは愛すべき小品。というか後世のジャンルファンタジーへの案外影響力は大きいはず。続編もあったがそちらの翻訳はされてない。(国書刊行会から「ヴァンス・コレクション」を出すという企画はあるそうだが。)
 しょうもない版元からしょうもないレーベルで出ていただけに復刊はありがたい。ヴァンスはこれと『竜を駆る種族』を読めばいいでしょう。