お買いもの

チャイルド・オブ・ゴッド

チャイルド・オブ・ゴッド

 73年のマッカーシー初期作品。中編小説というべき小品だが、なるほどこの時点で彼は作家として完成していたのだな。ちなみに数年前山形浩生マッカーシーにひどく傾倒していた。


 おなじみのディック死後出版純文学だが、なぜか従来ディックの普通小説と晩年の神学小説を腐してきた山形浩生が「従来のディック観の修正を迫るかもしれない」とまで激賞している。『ブラッドマネー博士』を手掛けた訳者による改題も力作。


ボイド―星の方舟 (地球人ライブラリー)

ボイド―星の方舟 (地球人ライブラリー)

 古本屋で拾う。ジュディス・メリルが推していたことで記憶しているが、どういう経緯でこの本がこういう形で邦訳されたのかよくわからない。
 ハーバートは『デューン』に結局なじめなくて積読だが『ジャンプドア』は好きだった。


一色真理詩集 (新・日本現代詩文庫108)

一色真理詩集 (新・日本現代詩文庫108)

 30年以上前にH氏賞をとった『純粋病』を読みたくて探し回ってもどうしても見つけられなかったことを思い出す。明らかにわざと市場に流通させなかったわけだが。そうこうしている間にも詩の世界ではそれなりに偉い人になっていたようだが……。