『社会学入門』書評より

 竹内洋氏(『熊本日日新聞』8月2日「竹内洋が読む」)

 社会学は、近代の自意識として時代の先駆となったが、社会的なるものの融解によって社会学は時代に追いこされつつある。

 ジグムント・バウマンですか。


 井上寿一氏(『読売新聞』9月13日)

「いったい人々は、社会学が何の役に立つと期待していたのでしょうか? そして実際にできあがった社会学は、そうした人々の期待に応えているのでしょうか?」。引用文中の「社会学」の代わりに、政治学歴史学などを入れても違和感はない。

 アイデンティティに悩むのは社会学者だけではない、ということでひとつ。


 どうも読みにくくはなくとも書評はしにくかったようで、評してくださった先生方、ありがとうございます。その他ブログで評してくださった皆様もありがとうございます。

社会学入門 〈多元化する時代〉をどう捉えるか (NHKブックス)

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