構造的失業率の推計について

 これが信用できないと岩本康志先生の財政政策慎重論は成り立たないので、おさらい。
 日本での構造的失業率の過大推定疑惑については岡田靖さんのこの論説(webarchiveからのサルベージ。きちんとダウンロードしないと読めないかも)あたりがはしりか。
その後は
大竹文雄・太田聰一(2002)「デフレ下の雇用対策」『日本経済研究』No.44
玄田有史・近藤絢子(2003)「構造的失業の再検討」ESRI Discussion Paper Series No.53
北浦修敏・原田泰・坂村素数・篠原哲(2003)「構造的失業とデフレーション」財務省財務総合政策研究所「フィナンシャル・レビュー」January―2003>
片岡剛士(2007)「我が国の構造的・摩擦的失業の水準はどの程度なのか?」(税経通信 2007.04)ここの6月7日。やはりサルベージ、図表なし。
労働政策研究・研修機構(2008)『失業率の理論的分析に関する研究―中間報告』労働政策研究報告書 No.95
といったところ? 
 片岡さんのはそのうち本になりますかね。


 どなたかまとめてくださることを希望。あたしはフーコーについての英語での雑文をなおすのと、社会学教科書書くのと、アセモグルの教科書での基礎のお勉強とに忙しい。