- 作者: 池上俊一
- 出版社/メーカー: 名古屋大学出版会
- 発売日: 2010/01/20
- メディア: 単行本
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- 作者: 二神孝一
- 出版社/メーカー: 日本評論社
- 発売日: 2012/05/18
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基礎に徹した林に対してこちらは応用も紹介している。どちらも差分方程式・離散力学系モデルを基本とし、微分方程式は使わない。良し悪し。
- 作者: 西田芳正
- 出版社/メーカー: 大阪大学出版会
- 発売日: 2012/04/30
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- 作者: 鷲谷いづみ
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2012/05/18
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- 作者: 坂口恭平
- 出版社/メーカー: 講談社
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ホームレスのモバイルハウスの研究者としてまた実践者として知られる著者は311を機に「独立国」遊びを始めたとか。もちろんそれは疎開者ネットワークとしてそれなりにシリアスなものでもあるわけだが。そして年来のホームレス=都市型狩猟採集民のサバイバル研究以来の一貫した問題意識の上に成り立っているわけでもあるが。
しかし狩猟採集生活が生態系の保全を前提としてしか成り立たないように、ホームレス生活は寄生対象としての都市定住民生活が余裕をもって成り立っていることを前提に初めて成立しうるものなのである。「ホームレスはその生活基盤たる都市の生態系の保全のために、いかなる貢献をなしうるのか?」という疑問は以前より頭を去らない。
それはさておきこれは知識人・芸術家・技術者・技能者のサバイバル読本としてそれなりの価値(ちょうど関満博の『現場主義』シリーズ同様に)を持っていると思う。この人の営業戦略は見習うべきものがある。