数学教育の焦点について

 ベストセラー『オイラーの贈り物』はオイラーの公式を焦点として数学教育の体系化を図ったわけですが、個人的にはむしろオイラーラグランジュ方程式というか、最適化を焦点とした体系化がほしいです。
 「理系」「文系」問わず、動的な現象のモデルとしてもっとも基準的・典型的なのが力学系微分方程式系なんだから、それを勉強するための準備段階として解析も線型代数も位置づけられる――ということで。
 まあオイラーの公式が焦点になるのも同趣旨なんだろうけど、あれって時間じゃなくて周波数で対象を見てるんですよね。

オイラーの贈物―人類の至宝eiπ=-1を学ぶ

オイラーの贈物―人類の至宝eiπ=-1を学ぶ

オイラーの贈物―人類の至宝eiπ=-1を学ぶ (ちくま学芸文庫)

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