シノドスデビュー

Seminar 47
稲葉振一郎社会学の居場所」
司会 : 荻上チキ
日時 : 2009年12月13日(日)15時〜17時
場所 : シノドス東急田園都市線駒沢大学駅
定員 : 7名 残席僅少です!
費用 : 7,875円(税込)

セミナー概要:社会学はもともと、突き詰めると相容れない二つの衝動に駆られて発展してきた学問である。一方で社会学は、経済学、政治学、心理学等々をも包括する総合社会科学たらんと欲した。しかしその途方もない野望は、当の経済学や心理学に対しては、何ら脅威を与えるものではなかった。
他方で社会学は現実的に、経済学も政治学も心理学もとりこぼした隙間に何とか入り込み、独自の存在意義を確立しようとしてきた。しかし近年ではそうした隙間も、経済学や心理学の肥大化・無節操化によって次第に狭くなってきている。
なぜ社会学はそのような苦しい位置にあるのか? 今後社会学に「立つ瀬」はあるのか? もちろん冷静に考えればいくらでもあるのですが、今回はまずは批判的に考えていきたいと思います。
セッション前に拙著『社会学入門』に目を通しておいていただければ幸いです。
http://synodos.jp/seminar/index.html

社会学入門 〈多元化する時代〉をどう捉えるか (NHKブックス)

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