文献スキャンの練習

 読まないものも含めて本ばっかり増えて、研究室は比喩でなしに足の踏み場もなくて、定年までに一体どんなことになるのか想像もつかなくて、更に定年後にあふれかえった本を自宅に持ち帰れるはずもなくて。
 他方滞米中に電子ジャーナルの便利さに取り付かれて、アセモグルとベナブーとテイヴィド・ルイスの文献を目に付く範囲で拾い集めて。帰国後も勤務先だけじゃなくニュースクールの図書館にアクセスしていろいろダウンロードして。
 てな具合なので、せっかく職場にスキャナもあることだし、ちょっくら練習してみる。
 図書館でコピーしてきた古い季刊労働法の「研究動向・労使関係論」をスキャンにかける。まあまあだ。しかしコピーをスキャンするってなんかもったいない。しかし現有のスキャナは書類しか読めない。本はいったんコピーするか、あるいは裁断して読ませるしかない。
 とはいえ、書き込みでいっぱいの自分の本をコピーしてスキャナに食わせて見たが、どうもうまく読めない。図書館の本を裁断するわけにはいかんし。
 自動本めくりスキャナってバカ高いんだよね……20年のうちに状況は変わるかな……。