「文化系トークラジオLife」に

呼ばれてしゃべりました。生まれて初めて放送局に足を踏み入れました。お題は『ヱヴァンゲリヲン新劇場版 破』です。俺に恨みでもあるのか鈴木君。
 とりあえず「否定派」という誤解は解けただろうか。
 「番外編」ということでPodcast配信用だそうです。配信がいつかは知りません。ごく一部の人(二桁?)だけがWindows Liveでウェブ生中継を聞いてたそうですが。


 テレビシリーズ・旧劇場版からリアルタイムの付き合いの人間にとっては、第一次エヴァブームというかエヴァ特需の主たる牽引車はファンフィクションであるというのは自明のことです。しかし「エヴァ同人の世界は明らかに2000年代以降はっきりと失速、縮小しており、なぜか『新劇場版』も燃料投下にはなっていない」とのご指摘をその場におられた現役同人屋さんからいただく。これは面白いよね。そうすると『新劇場版』はやはりエヴァをある意味で終わらせてくれるのかもしれない。
(このくだりは打ち上げで聞いた話で、放送にははいってません。あしからず。)


 あらためて、やはりエンターテインメントに対するもっとも正統な批評の方法とは、第一に、そのテーマやモチーフを継承しつた別のオリジナル作品を作ること、第二に、パスティーシュ、ファンフィクションを作ることであり、いわゆる「批評」はその次だ――と思うようになりました。その意味で『新劇場版』はもちろん、この上なく正統的であるわけだ。