私にとってのクルーグマンの1冊

 というとやはり啓蒙書になるわけですが

経済政策を売り歩く人々―エコノミストのセンスとナンセンス

経済政策を売り歩く人々―エコノミストのセンスとナンセンス

かな。90年代なかばの時点でのマクロ経済政策思想史として、また管理貿易論批判としてわかりやすかった。
 この本は広田照幸さんの科研費の研究会に呼ばれた時、課題図書にライシュの『ワーク・オブ・ネーションズ』があげられていたのを見て「ヤバい!」と思って急いで紹介して差し込んだ覚えがあります。当時はすでに品切れだったのか、急いで関係者にコピーが配布されました。わりかし好評でした。