「塾禁止」問題

 教育再生会議議事録等
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kyouiku/kaisai.html
 問題の議事録(規範意識・家族・地域教育再生分科会 平成18年12月 8日)
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kyouiku/2bunka/dai3/3gijiyoushi.pdf


 当然出る突込みだが、まず経済学的観点から
http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20061229#p4
 筒井康隆「廃塾令」は要チェック。
 なお私の記憶では、80年代の『中学生日記』でこのネタがあった。中学生たちが文化祭の出し物として「廃塾令」なる自主映画を作る、という設定だったと思う。


 この経済学的観点からの突っ込み以外にも、法制的観点からの突込みを入れることが可能だろう。
 そもそも法制技術的に、禁止すべき「塾」をどう定義し、どうターゲティングしていくのか、これは実は相当困難なのではないだろうか。どうやって学校と「塾」を、またお稽古事と「塾」を、
またフリースクールと「塾」を区別するのか。制度の隙間を如何にふさぐのか。
 かつて韓国では浪人生向け予備校以外の「塾」を禁止していた(その結果闇市場が発達した)と聞くが、どのような制度だったのだろうか。