2010-01-19から1日間の記事一覧

お買いもの思案

ブラッド・メリディアン作者: コーマック・マッカーシー,黒原敏行出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2009/12/18メディア: ハードカバー購入: 8人 クリック: 118回この商品を含むブログ (50件) を見る 村枝賢一『RED』のネタ本ですねわかります(違)。

「メモ」「人間力」「職業能力」「学校教育」

hamachan先生や金子良事氏や労務屋さんがあれこれ言っているのを脇に見ながら。 本田由紀は公教育の政治的側面、人格陶冶の機能を強調するある種の主流派左翼教育学を批判し、公教育における職業教育の復権を高唱するが、傍目から見れば「さすがに教育学者さ…

「教育」と「学習」の非対称性・非対応性

「教育」と「学習」とは必然的には結びついていない。人間は(そして多くの高等動物も)学習することなしにはおそらく生きてはいけないが、「教育」を受けることなく生きていくことはできる。 「教育」はせいぜい「学習」のための条件を整えること以上のものではな…

よくわかるフーコー権力論

昔一度書いたけど再掲するよ。 『デューン』でおなじみのフランク・ハーバートのシリーズに「ジャンプドア」という宇宙警察(?)ものがあるんですが、そこで主人公が所属する機関名が「サボタージュ局」なのです。 ずっと昔、何世紀も昔に、《良い事をした…

今更ながらアダム・スミスに学ぶ

というか『国富論』における学校教育にかかわる議論を整理する。 ・スミスは厳密に言えば人的資本論者ではない。彼によれば無給の徒弟制の人的投資効果は見かけだけのものであり、技能習得は基本的にはlearning by doingがもっとも効果的と考えている。learn…